一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、専門家が非常によく使う書類として戸籍の附票というものがあります。
簡単にかいつまんで説明しますと、本籍地と住所地が一枚に記載される書類で原則本籍所在地の市区町村で取得することができます。
この戸籍の附票を取得するメリットとしては大きく2つありまして、
一つ目は住所地が分からなくても本籍地が分かれば取得することができるので、本籍から戸籍の附票を取得すれば住所地を確認することができます。
二つ目は住所を転々として移動している場合に、本籍地を変更していなければ、従前の住所地についてもまとめて記載されてくることです。
但し注意しなければならないのは、当該役所が戸籍の改製を行っている場合、改製前の古い戸籍の附票は改製後5年で破棄されてしまいます。
先日行政書士が業務以外の目的で個人情報につながる書類を職務上請求で取得していたと報道されました。
私たち司法書士及び行政書士は業務に使用する目的のために、お客様の大切な個人情報が記載された戸籍謄本や住民票を取得することを許されておりますが、間違ってもその職務上の権利が悪用されることは絶対にあってはならないことです。
気を引き締めて、これまで以上に慎重に個人情報を取り扱わなければと痛感させられた事件でした。
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